連日世間を賑わせているフジテレビの疑惑。
遂に、スポンサー企業がCMを次々引き上げる事態になりました。
そして新たに名前が出てきた人物が「取締役相談役」日枝久氏です。
この人物は一体どんな方なのでしょうか。フジテレビのタブーといわれている内容とともにまとめていきます。
【フジの闇】日枝久ってどんな人物?ホリエモンが名指しで批判!
80代後半となった今でも現役で、フジテレビの絶対的な支配者と言われている日枝氏。
最近では堀江貴文さんが自身のYoutube動画の中で「日枝久出てこい!」と名指しで批判し、注目されています。
堀江さんは動画の中で、一連の疑惑に対するフジテレビの対応を批判し、特に日枝氏に対して
以下のように痛烈に批判しています。
日枝久が卑怯!
あの人が社長で会長になって院政をひいて、社長何人変わったと思います?
どんどん変わっていく。日枝以外は全員変わるんだよ。
院政です!日枝久の院政なんです。フジテレビは。これが諸悪の根源なんです。
引用元:堀江貴文Youtube
日枝氏はなぜそこまでの権力をもつに至ったのでしょうか?
以下、簡単なプロフィールと象徴的なエピソードについてまとめました。
日枝久プロフィール
氏名:日枝久(ひえだ ひさし)
年齢:87歳(2025年1月現在)
出身:東京都
出身大学:早稲田大学教育学部
肩書:株式会社フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役、株式会社フジテレビジョン取締役相談役、 株式会社産業経済新聞社取締役相談役、公益財団法人彫刻の森芸術文化財団理事長 他多数の団体の役員を務める
クーデターで創業一族を追い出す!?
日枝氏は、フジサンケイグループ創業一族のひとり鹿内宏明氏をクーデターによって追い出し、グループ内の実権を握ったと言われています。
クーデターの詳細
1992年、フジサンケイグループの新聞社である産経新聞社の取締役会にて
鹿内宏明氏は「グループを私物化し新聞を代表する者として不適任である」として突然会長職を解任されました。
その後鹿内宏明氏はニッポン放送、フジテレビジョン、サンケイビルの会長職とフジサンケイグループ議長を辞任すると自ら発表。創業家によるグループ支配が終わりを迎えました。
この内紛の「反鹿内宏明派」の中心人物だったのが日枝氏。
内紛に勝利したことにより、フジテレビだけではなく、「グループ全体の王」となる道がひらけたのでした。
だからフジテレビだけじゃなく関連企業の役員を多く兼任しているんだね!
政治家との関わり
日枝氏は政界に幅広い人脈を有していることでも有名です。
安倍元首相とは度々会食し、夏季休暇には連日共に山梨県でゴルフをするなど緊密な関係であったと言われています。
日枝氏との関係性が作用したのか、阿部元首相は産経新聞の単独インタビューに積極的に応じ、
またフジテレビやニッポン放送の番組にも多数出演していました。
また、森喜朗元首相とは早稲田大学時代の同窓です。
自民党の重鎮と気軽に話ができる民放のトップは日枝氏しかいない、ということで、
日枝氏を辞めさせられないとの情報もありました。
日枝会長は早稲田大学で森喜朗元首相と同窓でした。自民党の重鎮と気軽に話せる民放トップは日枝さんしかいない。つまり日枝さんは、テレビ界にとって一種の防波堤。自民党といい関係を保つためにも、日枝さんを辞めさせるわけにはいかないのです
引用元:週刊現代
【フジの闇】日枝久3大タブーって何?
では、多くの人が気になって検索している3大タブーとは一体何のことなのでしょうか?
調査した範囲のことでまとめると、以下の3つがフジテレビの闇なのではないかと推察します。
- とんねるず
- コネ入社
- パワハラ、セクハラ
それぞれみていきましょう
とんねるず
触ってはいけないといわれていたフジテレビのタブーのひとつが「とんねるず」です。
どういうことなのでしょうか?
1980年代半ばに、『夕やけニャンニャン』で一大ブームを巻き起こしていた当時、編成局長の地位にいたのが日枝氏。
日枝氏にとって、とんねるずは出世への道を切り開いてくれた恩人にあたるのです。
そのため、とんねるずの番組は「会長(日枝氏)案件」とされており、視聴率が低迷している割にタレントのギャラが高く「コスパが悪い」状況になっても、なかなか打ち切られることはなかったといいます。
コネ入社
フジテレビは、他のテレビ局と比較して軍を抜いてコネ入社が多いことで知られています。
・藤井弘輝さん(藤井フミヤ息子)
・高橋真麻さん(高橋真麻の娘)
・藤島ジュリー景子(ジャニーズ事務所副社長メリー喜多川の娘)など多数
芸能関係者だけでなく、大物政治家の身内も多数入社しているといわれています。
・中曽根康弘元首相の孫
・故・中川昭一元財務相の娘
・安倍首相の甥
フジテレビがコネ入社を採用している目的のひとつが、日枝氏の権力基盤固めだという情報がありました。
『フジテレビ凋落の全内幕』(中川一徳+伊藤博敏+安田浩一+窪田順生+林克明ほか/宝島社)。同書はフジテレビの現状を多角的に取材検証した告発本だが、その第1章「鹿内家追放クーデターから24年 日枝フジ会長”長期独裁”が招いた『機能不全』と『モラル崩壊』の内情」(中川一徳)にはフジテレビを長期にわたり支配する日枝氏の独裁支配のやり口が詳細に描かれている。
(中略)
日枝会長が権力基盤を固めるため最大限に利用したのがコネ入社だったと、同書は書く。
同書によると、日枝氏は組織と人事を完全に掌握し、以下のようなやり方で長期政権を維持してきたんだとか。
自分の地位をおびやかしそうな幹部や実力者を次々に追放、周りを自分が目をかけた部下で固める
自分に忠誠を誓った人間はどんな不祥事を起こしても責任を問わず、重用する。
フジテレビのコネ入社という慣習も、闇が深そうですね。。。
パワハラ・セクハラ
フジ内部関係者のインタビューによると、昔は今だったら一発アウトになるようなパワハラ、セクハラが当たり前にあったようです。
「河田町時代は毎年、正月明けに女子アナを引き連れて、社内を練り歩いていました。女子アナは、日枝氏が面接で好みの女性を毎年1人、入れていたというのも局内外で囁かれていた。女子アナは自分の大奥とでも勘違いしていたのではないでしょうか」
クーデターで鹿内家を追い出した人物ですから、同じように蹴落とされないよう、対抗馬になりそうな社員や、反旗を翻すような動きに目を光らせてきた。そうした者や動きは厳しい人事でもって放逐する。そうやってトップに居座り続けているのですからね。
また、2016年にはフジ執行役員が部下2人に対しパワハラをしたとして休職に追い込んだと報じられました。
報じられた執行役員A氏は日枝氏の直属の部下だったようです。
こうした社員が出世してしまうのも、「Yesマン」だけで周りを固めたい「日枝体制」の弊害なのでしょうか…。
こうした組織の体質では社員のモチベーションは上がらないでしょうね。。。
まとめ
いかがでしたか?今回はフジサンケイグループ相談役の日枝氏についてまとめました。
フジテレビの株主総会で日枝氏は出てくるのでしょうか?
今後の動きに注目したいですね!
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