長野駅で3人が殺傷された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された矢口容疑者。
近隣住民や同級生などへの取材により、その人物像が明らかになり始めています。
凄惨な事件を起こしたとされる矢口容疑者は、精神的な病を患っていたのでしょうか?
まとめていきます。
矢口雄資は統合失調症だった?
見ず知らずの人をいきなり刃物で斬りつけるという残忍な事件を起こしたとされる矢口容疑者。
精神的に何らかの異常があったと考えるのが自然かもしれません。
結論からいうと、矢口容疑者は「統合失調症の可能性がある」と推測します。
近隣住民や同級生などの証言から、その根拠となる情報についてまとめていきます。
統合失調症の主な症状
- 妄想・幻聴
- 感情がみられなくなる、言葉数が少なくなる
- 思考が支離滅裂になる
- 不適切な外見
- 不適切な行為
- 認知障害 など
これらの特徴が、矢口容疑者にあてはまるかみていきましょう。
奇行
近隣住民の話によると、誰もいないところで大きな声を出すなどして警察が出動する騒ぎになったことがあったといいます。
今年の1月2日、22時ごろ、矢口容疑者らしき人物がマンションのほうから歩きながら、誰かを大声で罵るような言葉を叫んでいたんです。ある人の家の前で『警察? 呼べるもんなら呼んでみろ!』というようなことを叫んでいました。案の定、警察がパトカーで駆けつけていましたが……。
引用元:NEWポストセブン
また、意味不明な言葉をしゃべったり、いきなり怒鳴られたとする証言もありました。
昨年11月、同僚が店舗で開店準備をしていた際に、シャッターの前で、矢口容疑者とみられる男が意味不明な言葉を発していた。同僚が用件などを尋ねると、男は「それがうるせえって言ってるんだよ」などと、怒鳴ったという。
引用元:産経新聞
統合失調症の特徴の「妄想・幻聴」が原因で独り言を話したり、叫んだり怒鳴ったりしてしまうケースもあるようですね。
あまりしゃべらない
矢口容疑者の同級生の証言で、学生時代は明るく優しかったが、卒業後会ってみると「会話がぎこちなかった」というものがありました。
中学と大学の同級生によると、(中略)最後に会ったのは7、8年ほど前だが、矢口容疑者はその際、コミュニケーションは成り立つが会話は単語をつなげた感じでぎこちなく、知人は「学生時代とは違う」と感じたという。
また、矢口容疑者は近所付き合いがほとんどなかったとの証言もあります。
無職だったことから、1日中人としゃべらず過ごすこともあったのではないでしょうか。
統合失調症の症状で、言葉数が少なくなったり、感情が乏しくなったりすることがあるようですね。
生活保護を受けていた
捜査関係者からの情報では、矢口容疑者は生活保護を受けていたとのことです。
矢口容疑者には、弁護士事務所や債権回収会社から、何度も連絡が入っていました。生活保護を受けていたようですが、父親もその困窮ぶりには気づいていたようで、息子が住むアパートの目のつく場所に『連絡をください』と何度も張り紙をしていたんです。
40代とまだ現役世代にも関わらず生活保護を受けられているということは、何らかの「働けない理由」があることがわかります。
矢口容疑者は犯行現場まで徒歩で移動したということが各種報道から明らかになっており(現場までは徒歩45分程度)、体は健康であることが予想できます。
となると、やはり精神的な病気を患っている可能性があるといえますね。診断もついているのではないでしょうか?
まとめ
以上の情報から、矢口容疑者は統合失調症の可能性があると考えます。
しかし、世の中の認識に反して統合失調症の患者が暴力行動を示すリスクはわずかに高くなるだけで、すべての患者さんに他害の特徴がみられるわけではありません。
病気についての偏見をもたないようにしましょう!
矢口容疑者に関しては、今後取り調べや裁判が進んでいく中で精神鑑定が行われる可能性もあると思いますので、続報を待ちましょう!
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